VSX-S510購入

2016年07月25日

VSX-S510
VSX-S510

ONKYOの5.1chホームシアターシステム、DHT-M1Aのスピーカーから音が出なくなりました。正確にはセンタースピーカーとサブウーハーからは音が出るのですが、その他のチャンネルのスピーカーから音が出なくなってしまいました。しばらく使っていると音が出てくる場合もあります。

DHT-M1A
DHT-M1A

DHT-M1Aは普通のAVアンプとは異なり、入力インターフェイスを持つコントローラーED-M1A(AVサラウンドセンター)と、アンプを持つSWA-M1A(サブウーハー)に5チャンネル分のサテライトスピーカー(ST-M1A)を接続する形のホームシアターシステムです。そのため音の出ない原因がコントローラー部のED-M1Aにあるのか、アンプ部のSWA-M1Aにあるのかの判断がつきません。

購入履歴を見てみると2005年末に購入していましたので、10年ほどになります。現在のAVアンプのようにHDMI端子があるわけでもなく、純粋に音だけのサラウンドシステムなのですが、光デジタル入力が3つ、アナログ入力も3つあるので結構使い勝手も良く、気に入っていました。そこで、一応修理可能かも含めて、ONKYOのサポートにメールしてみました。さらに、新しいAVアンプを購入するとなった場合に、既存のスピーカーが使い回せるのか、特にSWA-M1A(サブウーハー)が使えるのかが、気になりましたので、その点もメールの内容に含めました。

サポートからの返信メールによると、現在でも修理は可能だが、少なくとも2万程度の修理費用が見込まれるとのことでした。さすがに、この値段となると新しいAVアンプの購入も検討しなければならなくなりました。SWA-M1A(サブウーハー)の使いまわしについては、接続は可能。但し、ED-M1Aに接続していた時のように連動して電源が切れないので、使わないときはコンセントを抜かなければならないとの回答が得られました。

新しいAVアンプの購入に関して、最初はDHT-M1Aの後継に当たるホームシアターシステムを探したのですが、現在は無くなってしまったようで、あるのはサウンドバーシステムのようなものが主流になっているようです。ただこれだと、基本HDMIと光デジタル入力のみで、アナログ入力を持つものがほとんどないようです。自分の場合、AT-LP120-USBというアナログレコードプレーヤーを接続したいため、選択肢から外れます。

AT-LP120-USBにはフォノイコライザーが内蔵されていますので、アナログ入力に直接接続可能ですが、自分はオーディオテクニカのフォノイコライザーを持っていますので、内蔵のフォノイコライザーを切って接続します。

となると本格的なAVアンプの購入の検討ということになってきます。比較検討したのはYAMAHA、ONKYO、パイオニア、SONYのエントリークラスのモデルです。候補に上がるのは、YAMAHAの最新モデルRX-V381とRX-V579、ONKYOのTX-SR343とNR-365、パイオニアのVSX-S510とVSA-830、SONYのSTR-DH750とSTR-DN850といったところになります。最近はこのクラスのモデルでも、ネットワーク対応でラジオが聴けたり、AirPlayでiTunesなどから再生できたり、Bluetoothで接続できたりと多機能です。最初はネットワーク機能はいらないかなと思っていたのですが、ファームウエアのバージョンアップなどがある場合に必要かなと思い始めて、最低でも有線でのネットワーク接続は必要かなということになりました。Bluetoothに関しては必要ないと判断しました。

RX-V579
RX-V579
STR-DN850
STR-DN850

そうなると、ネットワークに対応していないRX-V381、TX-SR343、NR-365、STR-DH750は候補から脱落で、残るはRX-V579、VSX-S510、VSA-830、STR-DN850となりました。本命はYAMAHAのRX-V579なのですが、RX-V381が出たこともあり、近々V579の後継モデルが出てくると予想されるので、購入直後に新モデルが出たら嫌だなという思いもあります。YAMAHAには、RX-V479というモデルがあったようなのですが、残念ながら廃番となっていてヨドバシでの最終価格が27,480円だったようなので、これの在庫がまだ残っていれば本命でした。残るパイオニアのVSX-S510とVSA-830は購入検討時(2016年4月上旬)の最安値段が、29,800円と34,800円程度、SONYのSTR-DN850が34,800円程度でした。

パイオニアに関しては30年ぐらい前にレーザーディスクプレーヤー(CLD-770)と同時にサラウンドアンプを買ったことがあり、その際ボリュームがシビアで音量の調整が思い通りにならなかったことがあり少し抵抗があるのですが、さすがに今はそんなことはないだろうということで結局、発売が2013年の10月で設計が古いこと、色がシルバーなので他の機器(黒)と異なることが気になりますが、入力インターフェイスも結構豊富なことと、値段が一番安いということでVSX-S510を購入しました。

VSX-S510は、エントリークラスのAVアンプとはいえ機能は豊富です。リモコンの操作を覚える事と設定の変更がなかなか大変です。懸念してたボリューム調整は問題ないようで安心しました。サブウーハーのSWA-M1AもVSX-S510のPRE OUTからSWA-M1AのSUBWOOFERに繋いだところ、ちゃんと鳴ってくれました。

しかし、最初はセッティングに苦労しました。特にHDMI機器のセッティングがなかなか思い通りにならなくて困りました。

テレビが東芝の42Z9000なので、HDMIがARCに対応しておらず音声は光デジタルでの接続です。そのためか、テレビの電源のみを入れた際にテレビのスピーカーから音が出ないことがあります。まあこれはテレビのリモコンの消音ボタンを2回押せば良いようです。

VSX-S510の電源を入れないでブルーレイレコーダーの操作をしないときに映像が出てこないことも困りました。これもVSX-S510のHDMIセッティングの変更で出てくるようになりました。VSX-S510の電源が入っていない状態でもリモコン操作でHDMIの入力切替が出来るのは良いですね(当たり前かもしれませんが)。

一点、AirPlay時にサブウーハーから音が出ない事が解消できていません。MacのiTunesからAirPlayでVSX-S510を選択すると左右のスピーカーから音は出てくるのですが、サブウーハーから音が出てきません。iPhoneからAirPlayで鳴らした場合にも同様です。Apple TVを経由する場合は問題ないのです。使うことはほとんどない機能なのですが、正常ではないと思うのでなんとか原因が分かればと思っています。もしかしたら、サブウーハーとして使用しているSWA-M1Aの問題かもしれませんので、そのうち解決したいと思います。

自分がVSX-S510を買った直後ぐらいから、どこも在庫切れ(2016年4月20現在)でしばらく買えないようになってしまっているようです。新しい機種に切り替わるのか、ただ単に在庫がなくなってしまっただけのかは分かりません。自分は欲しいと思った時に入手できてラッキーだったようです。

追記(2016.06.03)
AirPlay時にサブウーハーから音が出ない件、リスニングモードを変えたところ出てくるようになりました。なんか、納得いくような、行かないような感じですが・・・。